最近はすっかりおなじみになったキャットタワー。
インスタやツイッターにも、キャットタワーでくつろぐ猫さんの写真がたくさんありますよね。
おしゃれなキャットタワーの上できゅるんっとした顔で写る猫・・・最高ですね!
そんなメジャーなアイテム・キャットタワーですが、実際、必要なのでしょうか?
安いものでもないし、場所も取ります。
組み立てる手間も必要です。
飼い主としては、要らないのなら買いたくないのが心情です。
でも、私はキャットタワーはおすすめします!
今回は猫にキャットタワーは必要な理由とその役割をお伝えします!
キャットタワーは必要か?
まずは「キャットタワーは必要か」問題。
私の答えは、「必須ではない。が、絶対的におすすめ」です。
猫が快適に健康的に暮らすには、室内飼いで生じる「運動不足」「退屈」「不安」を解消してあげることが大切になります。
そんな「運動不足」「退屈」「不安」をまるっと解決するのに、キャットタワーはとっても有効なんです。
最近は猫を飼うなら完全室内飼いが主流となっています。
室内飼いは大切な猫を交通事故や感染症から守ることができ、安心・安全に猫が暮らすことができる一方、猫は運動不足になりがちです。
また、獲物を狩る必要もなく、退屈さを感じている猫もいるでしょう。
そんな運動不足や欲求不満の解消に、キャットタワーはおすすめなんです!
猫の室内飼い?外に出しちゃだめなの?という人は、こちらの記事もどうぞ!
キャットタワーの役割は?
それでは、キャットタワーはどんな役割を果たし、猫の欲求を満たしてくれるのかを見ていきましょう!
木登り気分で運動不足解消
キャットタワーを設置すると、狭い室内や安全に登れる家具がない部屋でも、思いっきり上下運動することができるようになります!
もともと外の世界で、猫はテリトリー内の木に登り、身を隠したり休んだり、遊んだりしてきました。
犬は広い場所を駆け回るのが好きですが、猫は駆け登る・駆け下りる運動が好きなんです。
そんな猫には、登る・下りる・ジャンプする、といった上下の運動ができる場所が必要です。
しかし人間の居住空間はフラットな場所が多く、室内ではなかなか上下に移動できる場所ありません。
また、もしあったとしても不安定であったり、壊れたら困るものが置いてあったり・・・。
そんなとき、猫の運動不足防止、肥満防止のためにキャットタワーが役に立ちます。
飼い主としては躊躇しますが、狭い部屋ほどキャットタワーの運動効果が発揮できると思います。
本能を満たしてストレス解消
キャットタワーのてっぺんでくつろいでいる猫、とっても満足そうですよね。
「高いところ大好き!高いところに登りたい!」というのは猫の本能です。
抑えることはできません。
また、猫は高いところに登って外敵から身を守ったり、木の上からテリトリーを見回して危険を察知したりします。
高いところに登るのは猫の習性でもあるのです。
キャットタワーなら、安全にこの欲求を満たすことができます。
この猫の心からの欲求を叶えられると、猫のストレス解消につながります。
高いところは安全地帯!安心な居場所
キャットタワーは猫の安全地帯にもなります。
高いところに登るのが得意な猫にとって、高い場所は安全な避難場所です。
高い場所なら敵に襲われにくく、周りを見渡せるので猫も安心して過ごすことができます。
不安を感じることなくくつろげる自分だけ居場所があれば、猫にとっての安心感につながります。
また、高い場所に登ることで「おれはお前より上の立場だぞ」と示すこともできます。
これも猫にとっては大切なこと。
キャットタワーで高い場所に猫の居場所を作り、安心できる場所にしてあげましょう!
爪とぎ・いたずら防止
爪とぎ機能付きのキャットタワーで爪とぎを満喫すれば、壁や家具での爪とぎを軽減することができます。
多くの猫は麻の巻かれたポールで爪をとぐのを好みます。(違う猫もいるのであしからず)
キャットタワーの支柱には麻紐が巻いてあるものが多く、遊びながら爪をとぐことができます。
キャットタワーでバリバリ爪をとぎ、さらに上下運動もすれば猫もリフレッシュ!
キャットタワーがお気に入りの爪とぎポイントになれば壁や家具を傷つける心配も少なくなり、飼い主さんもありがたいですね。
立体的に空間を活用!行動スペースが広がる
日本の狭い(うちだけ??)住宅事情の中、猫が過ごすスペースにも限りがあります。
キャットタワーを設置すれば立体的に空間が広がり、猫が過ごすスペースを増やすことができます。
猫にとっては平面的にだだっ広いよりも、上下左右に移動できるほうが嬉しいもの。
積極的にキャットタワーや登りやすい家具を活用し、猫の活動スペースを増やしてあげましょう。
また、窓際に置けば、外を眺めるのが大好きな猫にとって絶好のビューポイントになります。
キャットタワーが必要なのはこんな時
大切なのは、あなたのおうちが「猫にとって快適な環境かどうか」です。
環境が悪いとストレスが原因で攻撃的になったり、大きな声で鳴いたり、グルーミングのし過ぎでハゲてしまったりすることも・・・。
以下のような場合は、工夫の余地ありです。
環境改善を検討しましょう!
部屋数が少ないワンルームマンション
ワンルームマンションなど、居住スペースが少ない場合は工夫が必要です!
一人暮らしの場合はさらに、「家具が少なく登れる場所が少ない」「日中は猫が一匹で留守番」など要注意ポイントが重なります。
あの手この手で猫のための環境を整えましょう!
上下運動できる段差や家具がない
背の高い本棚やチェストなど、安定感のある高い場所がない場合にもキャットタワーの出番です。
登れる場所がないと、猫はとっさにカーテンを登ったり、不安定なインテリアに登ったりしてしまいます。
カーテンに爪が引っかかって猫がケガをすることもあります。
安全に登れる家具がない場合にも、キャットタワーを置きましょう。
留守にしがちで遊び相手がいない
飼い主が日中に仕事などで家を空け、猫が一匹で留守番するおうちでもキャットタワーは活躍します。
本当は飼い主が遊んであげられれば一番いいのですが、仕事では仕方がありません。
そんなとき、キャットタワーがあれば猫のいい運動&ストレス解消になります。
キャットタワーによっては要所要所におもちゃが付いているので、さらに楽しめますね。
キャットタワーには2つのタイプがある
キャットタワーには「据え置きタイプ」と「天井突っ張りタイプ」の2種類があります。
猫の大きさや年齢、活発さによっておすすめのタイプが分かれます。
また、設置場所によっても変わってくるので、それぞれのメリット・デメリットを確認しましょう。
手軽で種類も豊富な据え置きタイプ
据え置きタイプは床に置くだけで設置できるタイプです。
1~6本ほどの支柱によって支えらていて、何段かの階層構造になっています。
一本の支柱に台座が付いたコンパクトなものから、6本の支柱で組まれた大型のタイプまで種類が豊富です。
部屋の角に置けるスリムなコーナー型は省スペースなのに安定感もあり、人気があります。
種類が豊富なので、「子猫やシニア猫には低めで登りやすいもの」「大柄の猫にはワイドで大型のもの」と猫に合わせて選ぶことができます。
メリット | デメリット |
---|---|
設置するのが比較的簡単 | ある程度のスペースが必要 |
移動するのが楽 | 固定されていないので転倒の可能性がある |
大きさやデザインが豊富 | ものによってはグラつくものもある |
スリムさと高さが魅力の天井突っ張りタイプ
こちらは天井と床との間で支柱の長さを調節し、突っ張らせて固定するタイプです。
一本のポールに足場が付いているタイプや、壁ぎわに設置する面上のタイプなどがあります。
天井まで使うので高さがあり、活発な若い猫におすすめです。
メリット | デメリット |
---|---|
省スペース | 設置の手間がかかる |
アクティブな猫も満足 | 一度設置すると移動が大変 |
しっかりと固定できるので、グラついたり転倒したりする可能性が低い | 猫によってはにとっては高さが危険な場合もある(子猫やシニア猫など) |
キャットウォークとの併用がおすすめ!
キャットウォークとは、壁や天井に取り付ける猫のための通路です。
高いところ好きの猫にピッタリの設備で、最近は手軽に取り付けられるものも増え人気があります。
このキャットウォークの近くにキャットタワーを置けば、キャットウォークに向けての階段代わりになります。
高いところ好きの猫ですが、思った以上に降りてくるのは下手な猫が多いです。
安全にキャットウォークとの行き来をするのに、キャットタワーの併用がおすすめです。
まとめ:キャットタワーで猫に快適な空間を!
キャットタワーがひとつあれば、猫の生活はぐんと豊かになります。
キャットタワーでくつろぐ猫を見れば、飼い主さんの幸福度もアップ!
ぜひ、あなたの猫に合ったキャットタワーを探してみてください。
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