猫との生活を始めるにあたり色々と調べて用意する中、ケージって必要なの??って思いますよね。
場所は取るし、購入するのに費用もかかるし、猫が入ってくれるか分からないし…。
そもそも、部屋の中で自由に過ごさせるつもりだし、ケージなんて使うタイミングあるの??
あるんです!
ケージにはメリットがいっぱいです。
ぜひ、ケージのメリットを理解して、猫ために最高のケージを用意しましょう。
ケージのメリット
1.安心できる自分のスペース
猫はもともと、自分のテリトリーを持つ動物です。
一般的に飼い猫の場合、テリトリーは家の中全体になりますね。
ケージを用意してあげることで、さらにその猫のパーソナルスペースを確保してあげることができます。
ケージの中にご飯やクッション、ハンモックを用意することで、猫が安心して過ごせるスペースとなります。
ケージの扉は開けっ放しにし、自由に出入りが出来るようにしておきましょう。
基本的に、猫は上下の運動が大好きです。
ケージは2段または3段(場所が許すならばそれ以上も!)のものを用意しましょう。
ケージ内のレイアウトは、1番下にトイレ、2段目にご飯と水、3段目にベッド(クッションやハンモック)がおすすめです。
このとき、ケージを置く場所には要注意!
人の出入りの多い玄関やドアのそば、騒がしい場所はNGです。
そんな場所に自分の部屋があったら、人間でも落ち着かないですよね。
リビングの隅、壁際がおすすめです。
日当たりが良いとなお良し!
かわいい猫さんのために、リビングで1番の立地を捧げましょう。
猫は高いところからテリトリーを見渡して安心感を得ます。
部屋の隅にあるケージのハンモックに寝転びながら、部屋の中を見渡せるとのんびりと過ごせますね。
猫がケージに入ってくれない、中で落ち着かない様子、という場合は場所が気に入らない可能性も。
うちの猫さんならどこが好きだろう??と考えを巡らせながら、より良い場所に移動させましょう。
2.猫の安全確保、事故防止
また、ケージは猫の安全を確保するためにも使えます。
新しく猫を飼い始めるときは、まずはケージに入れて、環境に慣れてもらいます。
突然知らない家の中に放されると猫もびっくりして、タンスやテレビの後ろ、ソファーやベッドの下から出てこなくなってしまいます。
お世話が出来なくなってしまう上、コードをかじったり、隙間に挟まる危険性もあります。
まずはケージに入ってもらい、そこが怖い場所ではないことを分かってもらいましょう。
先程も触れましたが、ケージはリビングの隅などに置き、こちらの動きがさり気なく見えるように配慮しましょう。
もし、ケージの中が落ち着かないようなら、側面を布で覆って個室感を出しましょう。
体がすっぽり入る箱やクッションを置いてあげるのも良いです。
ケージで落ち着けるようになると、周りで生活する人間にも慣れてきます。
慣れてきたらケージのドアを開け、リビング、廊下、、と行動範囲を広げられると良いですね。
また、子猫は好奇心が旺盛で、なんでもかじったり舐めたりします。
電気のコードや化粧品、人間の食べ物など、猫にとっては害のあるものもいじってしまうので、目を離すときにはケージに入れたほうが安心です。
ただし、あくまで安全のため、事故防止のために使いましょう。
粗相やいたずらをしたからといってケージに閉じ込める、というのはNG。
ケージが嫌なものになってしまいますし、猫にもストレスになります。
3.ケガや病気で安静にしたいとき
猫がケガや病気でなるべく動いてほしくないとき、ケージが役に立ちます。
状態が良くなるまで、ケージの中でゆっくりと養生してもらいましょう。
うちの猫さんも、避妊手術をしたあとの数日はケージの中で過ごしてもらいました。
その際、ケージ内のレイアウトを少し変えて、クッションやフードの位置も下の方にしました。
ケージに入れることで、フードや水の管理もしやすくなります。
特に多頭飼いの場合、それぞれの猫が水をどのくらい飲んだのか、おしっこやうんちを何回したか、が分かりにくくなってしまいます。
ケージに分けることで、いざという時の健康管理ができるようになります。
検査のために尿や便を採取したいときにも、ケージに分けるととても便利です。
このとき、普段からケージが猫さんのくつろぎスペースになっていると良いですね。
私達も、具合が悪いときは落ち着ける自分の部屋でゆっくりできたら最高です。
いざという時の猫さんのためにも、普段からケージ最高!という状態にしておきましょう。
4.緊急時の避難場所
地震などの災害時には、猫はケージに入ってもらうことが必須になります。
ケージに入れることで、猫の安全確保にもなります。
ケージって要るの??って思っている人もいますが、もしもの時に、少しでも猫さんが安心・安全に過ごせるよう、ケージは用意しておいてほしいなと思います。
また、引越や家具の搬入、水道の工事など、業者が出入りするような時にも、ケージがあるとかなり使えます!
いつもはおとなしい猫でも、知らない人がわちゃわちゃ入ってきたら、びっくりしてパニックになります。
人が出入りする隙に、玄関から飛び出してしまう事も…。
わが家でも、娘に電子ピアノを購入した際に業者さんが搬入してくてたのですが、猫をケージに入れるのを忘れてしまい…パニックになった猫が家中駆け回り、そんな中、業者さんが玄関を開けてしまいヒヤッとしたことがあります。
幸い、知らない人にビビった猫さんが部屋に引き返し、外に出てしまうことはありませんでした。
が、今思い出してもドキドキします。
知らない人が出入りする際は、猫さんにはケージに入っておいてもらいましょう!
5.キャットタワーとして
基本、猫には2段以上のケージを用意します。
部屋の広さや予算が許すならばなるべく高さのあるケージがおすすめです。
猫は上下の運動が大好きなので、ケージ内の段差も気に入ってくれるでしょう。
また、ケージの外側にもステップがついていて上に登れるようになっていたり、ケージ内にキャットタワーが設置されているものもあります。
インテリアとしても素敵な木製のケージ兼キャットタワーも販売されているので、ご予算が許す方はぜひ!
（あー、わが家にもいつか設置したい!!）
ただし、子猫やシニア猫は転落する可能性があるので、その猫に合った高さや形状にしてくださいね。
！注意点！
ここまで、猫にはケージを使おう!という話をしてきましたが、2点注意事項です。
①罰として閉じ込めるのはNG！
②必要なときに必要最低限の使用を!
ケージはあくまで、猫さんのパーソナルスペースのため、安心のため、安全のためです。
粗相をしたから、いたずらをしたから、人にとって都合の悪いことをしたから、罰としてケージに入れるのはやめてください。
また、基本ケージに入れっぱなしで、手が空いている数時間だけ外に出す、という使い方もやめてください。
猫の健康にも、精神的にも、悪いことしかありません。
まとめ
いかがでしたか?
猫のケージのメリットは以下の通りです。
1.猫のためのリラックススペース
2.猫の安全確保、事故防止のための一時待機所
3.猫に安静にしてほしいときのお部屋
4.緊急時の避難場所
5.高いところ大好き♡キャットタワー
ケージというと閉じ込めておく場所というイメージですが、猫のケージは檻ではなく、猫の安心できるお部屋です。
自分のテリトリー大好きな猫のために、腕をふるって快適なケージを用意してあげましょう!
いざという時の避難場所としても大切な場所です。
ぜひ、猫との生活に取り入れてみてください。
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