猫を飼う上での必須アイテム、トイレ。
でも、探してみると意外と種類があって、何をどう選べばよいのか迷ってしまいますよね。
今回は初めて猫トイレの購入を検討している、猫トイレ初心者さんに向けて、猫のトイレについて解説します!
猫砂?システムトイレ?つまりどんなもの?
まず、猫トイレの基本の「猫砂トイレ」と「システムトイレ」を理解しましょう!
猫砂トイレとは
- 箱状のトイレ本体に猫砂を入れて使うタイプのトイレ。
- 猫砂には、水分を吸収し固まるタイプを使います。
- 猫が用を足したら、付属のスコップで排泄物をすくって捨てます。
- 次にお伝えするシステムトイレに比べるとこまめな掃除が必要になりますが、固まった砂の状態から尿の量や回数が確認でき健康状態を確認しやすいというメリットがあります。
システムトイレとは
- トイレ本体の底部が二重構造になっているタイプ。
- 底面の上部は すのこ状 でその上に専用の砂を、下部はトレー状で専用の吸収シートを敷いて使います。
- おしっこは砂とすのこの隙間を通って落ちシートに吸い込まれるので、一週間に一度ほどシートを新しいものに交換すればOK。
- ウンチは付属のスコップですくって捨てます。
★大きく分けて、一般的に販売されているのはこの2つのタイプです。
システムトイレに固まる猫砂を使ったり、猫砂トイレにシステムトイレ用の砂を使うことはできないので気を付けてください!
で、ぶっちゃけどっちがいいの?って思いますよね。
それぞれのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
猫砂トイレ メリット 本体の価格もランニングコストも安い シンプルな構造で洗うのが楽 おしっこの回数や量が把握しやすい デメリット 毎日排せつ物の片づけをする必要がある 防臭効果は低め 細かい砂が周りに飛び散りがち
システムトイレ メリット 日々の手間が少ない 防臭効果が高い 砂の粒が大きめなので、飛び散りにくい デメリット 本体価格やランニングコストが高め 構造が複雑なので洗いにくい おしっこの量や回数が把握しずらい
洗いやすい、洗いにくい、という項目がありますね。
これは、清潔に使うため猫のトイレは1ヶ月に1回は丸洗いする必要があるためです。
トイレの丸洗いは、なかなか面倒です。
できるだけパーツが少なく、シンプルなものがおすすめです。
システムトイレは全体的に大きいのとパーツが多く、この丸洗いが面倒です。
砂に関しては、猫は細かい砂を好む子が多いようです。
排泄の前後に、ザッザッと砂をかくのですが、その感触にこだわりがあるようです。
が、細かい砂は飛び散りやすいです。
特に、大胆に砂をかく子だとめちゃくちゃ飛び散ります。
猫のトイレの悩みの1、2を争う問題です。
砂が飛び散ってどうしようもない、という場合はシステムトイレがおすすめです。
うちの猫さんはシステムトイレ用の粒の大きな砂は認めてくれず、せっかく購入したシステムトイレはお蔵入りになりました。。無念。
猫さん的にも問題がないのであれば、システムトイレは、においにくく日々の片づけはとっても楽です。
ただ、毎日の片づけといってもスコップでぱぱっとすくって袋に集め捨てるだけなので、ルーティンになってしまえば全く苦ではないと思います。
費用的にも安いし、買い足す物も猫砂だけなので、猫砂トイレはふつうにおすすめです。
システムトイレは専用シートと砂が必要です。
じゃあ、結局どっちがいいのかというと、しいて言えば猫さんの使いやすそうな方です。
まずは飼い主さんが気に入ったものを購入してみてください。
それで猫に気に入ってもらえればラッキー!
ダメだった場合は買いなおしましょう。
MEMO 猫のトイレは置き場所にも配慮が必要です。 基本的には、人の出入りが少なく、落ち着いて用が足せるところが良いです。 用を足している間は無防備になるので、落ち着かない場所だと用が足せず、我慢してしまいます。 わが家は寝室にひとつ、リビングの隅にあるケージにひとつ置いてありますが、猫さん的には寝室のトイレがお好みのようです。 (リビングには3歳児が常駐しているからかな…?)
選ぶときのチェックポイント
猫砂トイレにするか、システムトイレにするかを決めたら次は、形と大きさを決めましょう。
形
猫のトイレは形によって主に、オープン型、ドーム型、ハーフカバー型に分けられます。
オープン型
- フードがない箱型。
- トイレの中が見やすいので片づけがしやすい。
- まわりが囲われていないので、大きめの猫さんにも使いやすい。
- 砂が飛び散りやすいのが欠点。
ドーム型
- ドーム状のフードがついている。
- 砂が飛び散りにくく、においも外に漏れにくい。
- その反面、においが中にこもりやすいので嫌がる猫もいる。
- 他のタイプよりサイズ的に大きいので、置く場所に注意。
ハーフカバー型
- オープン型とドーム型の中間のような形。
- 前方はオープン型と同様で、側面と後ろ側には壁があり、砂が飛び散りにくくしてある。
- が、ドーム型ほど砂の飛び散りを防いではくれない。
- ドーム型を嫌がる猫さんにもおすすめ。
この他、深めのポット状のトイレに上から入るタイプもあります。
うちの寝室に置いているのはこのタイプ。
いくら砂をかいても砂が外に飛び散らないので良いです。
ただ、穴の中に入って用を足す感じになるので、猫によって好みが分かれるかも。
また、大きめの猫さんには窮屈な可能性があります。
大きさ
基本的には大きめが良いです。
が、置ける場所も限られているので、飼い主的にはコンパクトなものがうれしいですよね。
目安としては、猫が中で楽に方向転換ができる大きさにしましょう。
排泄中はしっぽを伸ばすので、しっぽがフードや壁に触れると嫌がる子も。
気にしているようすが見られたら、大きめのものを用意してあげましょう。
ふちの高さ(深さ)は、入れる猫砂の量を考えると15〜20cmくらいになります。
ただ、子猫やシニア猫はふちが高いと登れないことがあります。
その場合は、子猫用の物を用意したり、スロープを作ってあげましょう。
憧れの自動トイレ
その他、自動トイレというものもあります!
猫がトイレへ出入りしたことをセンサーで感知、排泄物を自動でお掃除してくれちゃう優れもの!
アプリを通して、猫さんが何回トイレをしたかも知ることが出来ます。
しかも、猫の体重によって個体を識別できるので、多頭飼いでもそれぞれの猫さんの健康管理ができちゃうんです。
すごいですよね。
懐に余裕のある方はぜひ!
まとめ
- 猫のトイレには、猫砂トイレとシステムトイレの2種類がある。
- 選ぶときは、形と大きさがポイント。
猫のトイレは、猫が気に入ることが絶対条件です。
どのトイレも一長一短があるので、置く場所と猫の性格・大きさを考慮し、いろいろと試してみましょう。
猫さんが気に入らなければ、あきらめて次を探しましょう。
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